先週の土曜日(2月4日)、大船渡市のリアスホールにて、岩手県警音楽隊と高田高校吹奏楽部の合同コンサート「ふれあい絆コンサート」が開催されました。
毎年行われている県警コンサートですが、今年は被災地の方に音楽を楽しんでいただこうと、大船渡市での開催となりました。
県警音楽隊は、高田高校吹奏楽部が今年は定期演奏会ができなかったと聞き、一緒にできたらと声をかけて合同コンサートが実現しました。
その他にも、「少年の主張全国大会」で4位にあたる賞を受賞した気仙中学校3年の小笠原和恵さんの主張の発表も合わせて開催されました。発表の前にはけんか七夕の笛も吹くんですよ。小笠原さんはいつ会っても明るくて本当に良いお子さんなんです。
陸前高田災害FMでは、高田高校吹奏楽部のコンサートを以前から収録させていただいていたり、小笠原さんの主張の収録にも行ったりしていた経緯から、今回も追っかけることとなり、岩手県警さんに快く許可をいただきまして、収録、そして放送の運びとなりました。
高田幹部交番の方々にもコンサートのポスターをいただいたりしていましたので(スタジオの窓に貼ってました)、日頃頑張っている警察官の皆さんへの応援の意味合いも込めての収録・放送です。
音楽隊の皆さんと高田高吹奏楽部が合同での演奏です。カッコよかったですよ。
岩手県警音楽隊:テナーサックス担当の菅原良美さんは米崎町出身で高田高校卒業なんです。
それから、「高原列車は行く」、「見上げてごらん夜の星を」を歌った佐々木憲親警部も高田高校卒業という奇跡!取材スタッフもたまたま全員が高田高校卒。まるで同窓会状態でした。
演奏中には、マルモリダンスも披露(^o^)
奥にいるのは岩手県警マスコットの「雨ぴかぽ」ちゃんです。婦警さんの帽子を着用しているので女性と思われます!反対側には「風ぴかぽ」くんがいます。
どうして雨と風という名字がついているのかと言いますと、宮沢賢治の「雨ニモマケズ風ニモマケズ」の精神にちなんでいるようですよ。
災害FMが過去に取材していた方だったり、元々スタッフの知り合いの方もおりまして、見知った顔が勢ぞろいし、私たちにとってもすごく親しみのあるコンサートでした。
なお、コンサートの司会は元おおふなとさいがいエフエムのパーソナリティ佐藤さんでしたよ。
収録後は皆さんからインタビューをいただきました。
高校生たちは、「番組やろっかな」と言ってましたので、ちょっと交渉していきたいと思っています。
高田高校は現在、旧大船渡農業高校の校舎を利用していますので高田からは遠くなりましたが、高田にあればとっくに一緒に番組制作をしていたと思いますので、今後に期待です。
素晴らしい音楽。
被災地のためを思う人々の熱い心。
小笠原さんの「けんか七夕の笛」には、気仙町出身の方が突然七夕のかけ声をかける光景も。
コンサートが終われば、客席から「いがったよー」「ありがとう!」の声。
ほぼ満席の会場に広がる感動の渦。
素晴らしいコンサートでした。
このコンサートの模様は、明日8日の午後14:15から2時間の長尺でお送りいたします!県警の方々のインタビューもたくさんあります。
その前の14:00からは、高田高校の音楽部(合唱)のAチーム、Bチームが共に岩手県の小アンサンブルコンテストで金賞を受賞するという快挙を果たしましたので、収録してきた音楽部の合唱をお届けします。
いわば高田高校スペシャルですね、明日の午後は。
高田高校ではラジオを受信できないと思いますので、職員室のネットのサイマルラジオで聴いていただければと思います。
みんな、ほんとにいがったよ~。