2014年10月11日土曜日

「ふれあいまつり」と「仮設住宅文化祭」

震災から3年7か月となる今日10月11日、市内各地で催しが行われました。

平成26年度 ふれあいまつり 



社会福祉協議会さんが中心となって毎年行われている、「平成26年度ふれあいまつり」が竹駒コミセンとグラウンドを会場に開催されました。
このおまつりは、障がい者の方々と市民の皆さんとが交流、ふれあうことを目的としており、ステージ発表や手づくり品(スイーツや豚汁などの食品、手芸品、木工品など)の販売などが行われます。

コミセン内では、華やかな踊りや民謡が披露され、読み聞かせ、手話・体操コーラス、カラオケなど趣向を凝らしたそれぞれのステージが繰り広げられました。
また、グラウンドでは各ブースに分かれての模擬店がオープンし、多くの方々が来店していました。

また、皆さんにゆっくりと楽しんでいただけるよう「託児スペース」も設けられ、小さな子供達も楽しめ、また一緒に来た大人の方々も安心して会場内を見て回れるよう配慮してありました。

高田高校からはボランティアサークルの6名の生徒の皆さんがステージ発表と会場内の片付けのお手伝いを頑張っていました。

とてもあたたかい雰囲気の「ふれあいまつり」でした。
そして販売ブースでの各グループホームや作業所の皆さんの笑顔は、とても輝いていました。

(大久保暢子)


平成26年度 第4回米中仮設 文化祭


 高田東中学校体育館では、『第4回米中仮設 文化祭』が盛大に行われました。
取材にうかがったところ、自治会長の金野さんに手を引かれなぜか来賓席へ…。戸羽市長や米崎町の市議さん達と共に用意された席につかされました(…なんて偉そうな)。

開会セレモニーでは、黙祷、市民歌斉唱に続き、金野自治会長が『みんなで仮設を元気に卒業しよう!を目標に生活をし、その思いが今日の文化祭にはこめられています…』とあいさつ。続いて来賓祝辞の中で戸羽市長は『今日は途中で退席しなければならずカラオケ大会に参加できないので、一節だけ…』と五木ひろしさんの「契り」をアカペラで披露されました。

…あなたは誰と契りますか
永遠の心を結びますか
波のうねりが岸にとどく
過去の歌をのせて
激しい想いが
砕ける波のように…

この曲を選ばれた理由は分かりませんが、戸羽市長の心のこもった歌に住民の皆さんは喜ばれ大拍手でした。(市長はロック専門かと思いきや、演歌もとてもお上手でしたよ(^-^))





会場内には、住民の皆さんの力作が多数展示され、またステージでは米中仮設合唱隊の皆さんによる合唱や、自治会長扮するカメハメハ大王の歌と踊り、カラオケなどの発表が和気あいあいと繰り広げられました。

閉会後、金野自治会長さんにインタビュー。仮設に入居してから4回目の文化祭、毎年開催され、とても素晴らしい取り組みと感じましたが、金野自治会長さんの言葉にハッとしました。『まさか4回も開催するとは思いもしなかった。2年くらいで仮設から出られると思ってたから…』私は、回を重ねることの意味、住民の皆さんのお気持ちを全く分かっていなかったことに気がつきました。
住民の皆さんの笑顔と裏腹に時折ハンカチで目頭を押さえる金野自治会長さんの思い。長引く仮設住宅での生活の中で、何もしないでいると一日は長いからと、入居されてからさまざまな取り組みをされています。

あと少しの辛抱…みんなで卒業…
あらためて住民の皆さんのご苦労に気づかせていただいた、3年7ヶ月の月命日でした。(阿部)