昨日の「はちまるゴーゴー生ワイド!陸前高田」の中継でお送りしたのは「エゾイシカゲガイの復活」の話題でした。
広田湾漁協副組合長の小泉豊太郎さんは平成8年から個人でエゾイシカゲガイの養殖を始めました。その後生産者が増え、震災前は気仙支所で6名、米崎・小友支所で6名の方々が養殖をしていました。出荷先は築地がほとんどですが、埼玉や盛岡の市場や市内のすし店、居酒屋などにも卸していたそうです。平成19年には、約20トン出荷していますがこの出荷量は日本一だったそうです。しかも『活』のまま市場に出しているのは広田湾漁協のみということです。
震災により、養殖設備や作業場、船などを流失し、大きな被害を受けましたが、気仙支所の生産者5名の皆さんは平成24年から種付けをし2年半かけて育て、来月やっと広田湾産エゾイシカゲガイを復活することになりました。
震災前までは、築地など中央では『石垣貝』と呼ばれ流通していたそうですが、正式名称は『エゾイシカゲガイ』。今後はエゾイシカゲガイで出荷し、陸前高田ブランドの一つとしてPR していくそうです。
「ホタテ、カキ、ホヤも出たし、海産物もだいぶ復活してきましたね」と言ったら「なに、まだまだだ。ホッキもマサミツも出でねーべ」…壊滅的被害を受けた海も、復興にはまだ時間がかかりそうです。
漁協の会議室から中継の予定でしたが、本番直前に電波の入りが悪いことが判明し、急遽、いつも作業をしている要谷漁港に移動しギリギリ間に合いました。
うれしいことに、中継後「要谷漁港から災害FMで中継やってるみでーだって沖から連絡きたったぞ!」と漁家仲間の方が来てくれました。沖に出ていた仲間から電話がきたんだそうです。
エゾイシカゲガイの復活、初出荷は7月2日。今年の目標は出荷量50トンだそうです。
見かけたらぜひ食べてみてください!
9:00~10:00 「情報every・陸前高田」 (生放送)
10:00~10:30 「ラジオ広報りくぜんたかた」
10:30~11:00 「ラジオ広報おおふなと」
11:00~12:00 音楽タイム(演歌・歌謡曲の時間)
12:00~13:00 「情報every・陸前高田」 (朝の再放送)
13:00~13:30 「ラジオ広報りくぜんたかた」(再放送)
13:30~14:00 「ラジオ広報おおふなと」(再放送)
14:00~15:00 「はちまるゴーゴー生ワイド!陸前高田」 (再放送)
※今回の事業所紹介は横田町特集です。川の駅産直よこたさん、彫金のアトリエ田崎さん、自動車板金の横長ボデーさん、美容室もじゃピンさんをご紹介します。
IBCラジオのワイドステーションに相互乗り入れしてお送りする共同制作「さんりく元気ラジオ」のコーナーでは、気仙町福伏にある要谷漁港からの中継で、いよいよ復活となったエゾイシカゲガイの話題を生産者の皆さんにうかがいました。
仮設住宅日記では竹駒小学校敷地内にある仲の沢仮設団地を紹介、高田っ子元気クラブのコーナーでは、今月14日~16日に行われた気仙地区中総体で見事優勝をはたした高田東中学校の野球部と女子テニス部のみなさんからお話をうかがいました。
ぜひ、お聴きください。
15:00~15:33 「ジンケトリオが巡る~あれから3年第11回」(復興FMネットワーク参加局共同制作番組)
※この番組は、東日本大震災被災地にある地域FM局14局で組織する復興FMネットワークとジンケトリオのリーダー佐々木健二さんとの共同制作番組です。震災から3年を迎えた各被災地の話題をお届けします。今回は、福島県いわき市のコミュニティFM・SEA WAVE FM いわきの制作です。
15:33~16:04 「柳美里のふたりとひとり第101回」(南相馬ひばりエフエム提供)
※この番組は、芥川賞作家の柳美里さんが南相馬に関係するふたりとお話しする30分です。
※この番組は、芥川賞作家の柳美里さんが南相馬に関係するふたりとお話しする30分です。
福島県南相馬市民ひとりひとりの小さな思い出やエピソード、二人の関係、そして震災時の体験をしっかりと伝えていく番組です。南相馬で収録しています。同じ東日本大震災の被災地でも原発問題を抱えている福島の方達のことを、私たちももっと知るべきではないかとの思いから、南相馬ひばりエフエムさんから提供していただいています。津波被災地とはまた違う、福島の『今』をお聴きください。
16:00~17:00 音楽タイム
17:00~18:00 「情報every・陸前高田」 (生放送)
18:00~18:30 「ラジオ広報りくぜんたかた」(再放送)
18:30~19:00 「ラジオ広報おおふなと」(再放送)
《19:00から翌朝9:00までは再放送プログラムをおたのしみください》
今日も一日よろしくお願いいたします。