画像は被災した県立高田高校の正面玄関前です。ここには写っていませんが、この玄関前には石碑がありました。大津波に襲われ傷はついたものの、石碑はそこに鎮座していました。
その石碑とは・・・。
1988年の夏、高田高校が甲子園に出場した時に、作詞家の故 阿久悠さんがスポーツニッポン新聞に「コールドゲーム」と題して寄せた詩の一部でした。(今日8月1日は、作詞家の故 阿久悠さんの命日です。)
青空と太陽に貸しを残して
阿久 悠
初陣高田高の 夢にまで見た甲子園は
ユニホームを重くする雨と 足にからみつく泥と
白く煙るスコアボードと そして あと一回を残した無念と
挫けなかった心の自負と でも やっぱり
甲子園はそこにあったという思いと
多くのものをしみこませて終った
高田高の諸君
きみたちは 甲子園に一イニングの貸しがある
そして青空と太陽の貸しもある
この石碑は現在、高田高校が別な場所に移動し保管してあるということです。
来年度には新校舎が再建される計画になっていますので、また校舎のどこかに設置されることと思います。
さて、本日の放送予定です。
9:00~10:00 「情報every・陸前高田」 (生放送)
10:00~10:30 「ラジオ広報りくぜんたかた」
10:30~11:00 「ラジオ広報おおふなと」
11:00~12:00 音楽タイム(演歌・歌謡曲の時間)
12:00~13:00 「情報every・陸前高田」 (朝の再放送)
13:00~13:30 「ラジオ広報りくぜんたかた」(再放送)
13:30~14:00 「ラジオ広報おおふなと」(再放送)
14:00~14:41 「特別番組・いちばん大きな空へ~樹がはなしてくれたこと~小林洋平さんスペシャル」(収録)
※NHKスペシャル「世界遺産・富士山」やNHK「ウィークエンド東北」音楽を担当されるなど、ご活躍中のサックス奏者・小林洋平さんが7月18日にスタジオに来てくださいました。
小林洋平さんは、一本松がまだ必死に踏ん張っていた頃、一本松と二人っきりで語り合い、その時
一本松が語ったメッセージを「いちばん大きな空へ~樹がはなしてくれたこと~」というメロディにしました。とても壮大でとても哀しく、心を揺さぶられるメロディです。
小林さんに陸前高田への思い、一本松への思いを語っていただきました。